トヨタは1955年に創業者、故 豊田喜一郎氏の念願でもあった
大衆乗用車、トヨペットクラウンを完成させ、
続いて1957年に丸みをおびた4ドアセダンのコロナ、
1961年に小型乗用車パブリカを相次いで発売し、
これがトヨタの乗用車のベースラインとなります。
これらがモデルチェンジをするにつれ、中間モデルを投入することで、
パブリカ、カローラ、コロナ、マークII、クラウンとピラミッド型
に上がってゆく商品展開を確立しました。
これによって、消費者は自分の生活水準が上がってゆくことと、
車をひとつランクが上の車種に買い替えてゆくイメージとをだぶらせるようになりました。
私の父にとっても、だからこその「いつかはクラウン」であり、
実際にクラウンオーナーになった時の、
自分はここまで来たという満足感はたいへん大きなものだったことでしょう。
トヨタの車全般を通していえるであろうことは、
低コストでその割に高い製品を生み出す技術です。
そして、他社と比べると比較的慎重な姿勢が低い故障率に繋がっているとも考えられます。
これを『後追いのトヨタ』とマイナス的見方をする向きもありますが、
それが結果的に世に出た製品が『壊れないトヨタ』となっているのならば、
必ずしも悪いことではないと思います。
また、60年代に「技術の日産」「販売のトヨタ」と言われた時代がありました。
それが関係しているのかどうかはわかりませんが、
トヨタの販売員は当たり(?)が多いような気がします。
それだけ社員教育や人材育成がしっかりしていることの現れなのでしょうか。